
法政大学第二高等学校へ川崎からだと南武線に乗り武蔵小杉駅から徒歩12分ほど

広大な敷地には体育館3つ、各種競技グラウンドあり、恵まれた施設は目を見張ります

部活動は盛んで数多くの部活があり、強制ではないものの生徒の90%が何かしらの部に所属しています
現役大学進学率は約99%、法政大学進学は約89%となっており、法政大学進学へは一定の基準を満たした全員が有資格者(約96%)になります。また、有資格者は法政大学の推薦権を持ったまま他大学受験が可能です(ただし条件あり)

さて、今回は書類選考の入試形式に変更がありましたので、ここに絞ってお伝えします
今までは、各学校から送られた内申点を上から並べ、ボーダーの付近では英検や部活動、生徒会活動などを考慮して判断し、書類選考入試に出願可能かどうかを12月後半に中学に知らせるやり方でした
しかし、毎年内申点だけだと45点満点中43点、44点というのが実質の合格ラインでしたと、事後に知らされるだけで、英検や部活動、生徒会活動などがどれくらい考慮されるかが受験する生徒にはわかりにくいものでした
今回の変更点はその内申点以外の部分を明確に点数化して、生徒が自分の持ち点というのを理解した上で出願できるようになりました
「書類選考 変更のポイント」という画像になるように諸活動の点数は
A 生徒会長または副会長 1点
B 部活動実績 県大会ベスト16以上 1点、関東大会出場 2点、全国大会以上出場 5点
C 英検、数検 2級 2点、準1級以上 3点
D A~C以外の特に優れた実績 0~2点
このA~Dの諸活動・資格の合計0~11点を内申点45点満点(九教科)にプラスして判定する
書類選考入試では、小論文も課されますが、今までに小論文の内容で不合格になった生徒はいません
さて、では、この変更がどれくらい入試に影響するでしょうか?
実は、部活動などの実績のある生徒については、今までも事前に高校の顧問と相談して、「この実績なら内申点が38点でも良いよ」という様な話がされていました。つまり、これまでは一般の生徒には分かりづらかった部分が明確にされた、というのが大きいと思います
それを踏まえて考えると、これまでの内申点の45点満点中43,44点というのも相当高いレベルにあり、A,B,C,Dの各基準も、結構高いレベルになっています
つまり、全てにおいて高レベルの生徒が、果たして他校を受験できない書類選考で法政二高をどれくらい受験するかと言うことです
例えば、内申が全教科5で、英検や数検2級以上取っている生徒は、公立高校であればトップ校を目指し、法政二高であれば併願校としてオープン入試を受験するでしょう
私立高校が第一希望であっても、他に魅力的なMARCHクラスの付属校や早稲田、慶応の付属校もあります
それを考えると、法政二高を目指すのは、やはり今までとあまり変わらない成績の層の生徒が志願してくるでしょう
つまり、来春の入試に関しては、今まで同様の成績の生徒達が集まってくると予想されます
まず、法政二高を目指す生徒は、9教科オール5、英検2級取得を目指してがんばりましょう