できるまで努力する

保護者生徒に向けて

昔、すごく勉強が苦手という子がいました

特に覚えることが苦手で、他の子の何倍も時間をかけてもすぐに忘れてしまう。

だから、私は勉強しても出来ない、と半ばあきらめていたような状態で塾に入ってきました。

見ていると確かに覚えるのに本当に時間がかかっています。

岩沢学院は毎回テストがあります。

しっかりと覚えてこないと不合格になってしまいます。

その子にとっては毎回完璧に覚えてこなければいけないこのテストは本当に大変です。

さて、ではその子は毎回不合格だったのでしょうか?

答えは、ノーです。

毎回満点合格でした。

覚えることが本当に苦手なのになぜ毎回合格なのでしょうか?

私も、その子がどうやって勉強しているのかが気になったので、ノートを見せてもらいました。

普通の子は、テストで出る問題を1回もしくは2回練習しておしまいです。

ところが、覚えることが苦手なその子は、毎回15回、16回くらいテスト、丸付け、間違い直しを繰り返していたのでした。

そうやって苦手な覚える作業を確実に行っていたのです。

何ページにもわたって、毎日ビッシリ練習のあとが見て取れます。

う~ん、がんばっていると思っていましたが、ここまでやっているとは、、ビックリです。

人より覚えられないからこそ、人の何倍も覚えるまで努力する。

その子の姿勢に、私の方が学びました。

やればできるって言うのは、こういうことなんだな。

結果、その子は、遙かに成績が上だったその子のお兄ちゃんと同じ高校に進学しました。

出来ないからとあきらめるのではなく、出来るまで努力できるか。

その姿勢と継続する努力は、勉強の才能以上に貴重なものだと思います。

だれでもできるが、ほとんどの人は続けられない。

だからこそ、長い期間では本当に差が付いてくるのです。

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